歴代の受賞作

予告編や動画配信(Amazon、Neftlix)へのリンクも記載しています。

2020年代の長編アニメ賞

 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 | 

2020年代 | 2010年代↓

受賞作 ノミネート
2023 「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

【配信:ネトフリ

「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)でオスカー作品賞を受賞した鬼才ギレルモ・デル・トロによる最新版ピノキオ。ミュージカル。Netflixにとって初の長編アニメ賞となった。

ストップモーション・アニメ

嘘をつくと鼻がのびる木の人形の冒険物語。人形や物体を少しずつ動かしながら撮影していく「ストップモーション・アニメ」の手法を用いた。独特な作風と完成度の高さが絶賛された。

中止の危機をネトフリが救う

トロ監督の個人的な情熱によってプロジェクトがスタート。何度も中止寸前に追い込まれたが、Netflixが資金を提供したことで製作にこぎつけた。

ジブリの影響

日本の怪獣やアニメなどをこよなく愛するトロ監督だが、本作をつくるにあたっては、ジブリのアニメ作品を意識したという。

配給:Netflix
制作:Netflixアニメーションほか

<前哨戦>
・クリティック・チョイス賞
・英国アカデミー賞
・アニー賞
・シカゴ批評家賞
・ゴールデングローブ賞
・ヒューストン批評家賞
・ハリウッド批評家賞
  • 「マルセル 靴をはいた小さな貝」
    Marcel the Shell with Shoes On
    ※インディー映画。ロッテン・トマトの批評家支持率98%で年間トップ級。しゃべる貝殻であるマーセルが、はぐれた家族を探す。心温まる系。
    配給:A24
    【前哨戦での受賞】
    ・ニューヨーク批評家賞
    ・米国映画評議会議(NBR)
    ・アニー賞 独立系アニメ賞
    ・ハリウッド批評家賞 独立系映画賞


  • 「私ときどきレッサーパンダ」
    私ときどきレッサーパンダ
    【ピクサー】
    ※ポップな成長物語。主人公はカナダのトロントに住むアジア系少女(13歳)。友たちとオタク活動に励む一方で、厳格な親が敷いたレールに乗っかり、本当の自分を抑えている。ある日突然、レッサーパンダに変身する。舞台は2002年。日本のアニメへのオマージュがたっぷり。
    ・フロリダ批評家賞
    ・トロント批評家賞
    【配信:ディズニープラス


  • 「長ぐつをはいたネコと9つの命」
    長ぐつをはいたネコと9つの命
    【ドリームワークス】
    (日本公開:2023年3月17日)
    ※「シュレック」シリーズから派生した物語。2011年の「長ぐつをはいたネコ」の続編。命が9つある猫プスが主人公。冒険を重ねて8回死んでしまい、残りは1回に。


  • 「ジェイコブと海の怪物」
    ジェイコブと海の怪物
    【Netflix】
    ※怪物を退治しようとする船乗りと、1人の少女の冒険を描く。水や怪物の質感の表現が称賛された。
    【配信:ネトフリ

2023年の全部門→
2022 「ミラベルと魔法だらけの家」
(ディズニー)

 ミラベルと魔法だらけの家

ディズニーの60作目の長編アニメ。傑作「ズートピア」の監督コンビによるミュージカル。米ミュージカル界の第一人者・リン・マニュエル・ミランダが音楽を手掛けた。

ディズニーらしい映像の質の高さ。本格ミュージカルとしての良質さも評価された。

説明→

 予告編→

 吹替版(Amazon)→

 字幕版(Amazon)→

(公開:2021年11月26日)
  • 「ミッチェル家とマシンの反乱」
     ミッチェル家とマシンの反乱
    (ソニー)
    説明→
     予告編→
     Netflix→
    (公開:2021年4月23日からNetflix配信)
    ※斬新さあふれる一作。ストーリーの面白さや独創性を重視する人たちに支持され、アニメ界の最高峰・アニー賞でも作品賞を受賞した。「スパイダーマン:スパイダーバース」でアニメ賞を獲得した米ソニー・ピクチャーズ アニメーション製作。

  • 「あの夏のルカ」
     あの夏のルカ
    (ピクサー)
    説明→
     予告編→
     字幕版(Amazon)→
     吹替版(Amazon)→
    (公開:2021年6月18日)

  • 「FLEE フリー」
     フリー
    【デンマーク】
     予告編→
    説明→
    ※ アニメ・ドキュメンタリー。デンマーク作品。アフガニスタンからデンマークへ難民としてやってきた男性の実話に基づく。アヌシー国際アニメーション映画祭で、作品賞(長編グランプリ)を受賞。
    (公開:2022年6月10日)

  • 「ラーヤと龍の王国」
     ラーヤと龍の王国
    (ディズニー)
     予告編→
     吹替版(Amazon)→
     字幕版(Amazon)→
    (公開:2021年3月5日)

2022年の全部門→
2021 ソウルフル・ワールド
(公開:2020年12月25日、ディズニープラス配信)

予告編→

字幕版(Amazon)→

吹替版(Amazon)→

動画配信(ディズニープラス)→

レビュー動画(ツッチ)→

ソウルフル・ワールド

ピクサーの歴史の残る傑作の一つと称賛された。
事故で命をおとし、ソウル(魂)になった男性が主人公。 彼は音楽教師で、長年の夢だった音楽家としての演奏デビューのチャンスが目前に迫っていた。 現世に戻る冒険の中で、生命と向き合う。
コロナの影響で劇場で公開されなかった。 2020年に始まった動画配信サービス「ディズニープラス」で公開された。
2020 トイ・ストーリー4

(ピクサー)

 字幕版(Amazon)→

 吹替版(Amazon)→

2010年代の長編アニメ賞

 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 | 2012 | 2011 | 2010 | 

2020年代↑ | 2010年代 | 2000年代↓

受賞作 ノミネート
2019 スパイダーマン:スパイダーバース

(公開:2019年3月8日)

 予告編(字幕版、Amazon)→

 予告編(吹替版、Amazon)→
2018 リメンバー・ミー

2017 ズートピア

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2016 インサイド・ヘッド

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2015 ベイマックス

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2014 アナと雪の女王

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2013 メリダとおそろしの森

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2012 ランゴ

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2011 トイ・ストーリー3

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2010 カールじいさんの空飛ぶ家

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→

2000年代の長編アニメ賞

 | 2009 | 2008 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | 2002 | 

2010年代↑ | 2000年代

受賞作 ノミネート
2009 ウォーリー

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2008 レミーのおいしいレストラン

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2007 ハッピー フィート

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→
2006 ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

 Netflix→
  • ティム・バートンのコープスブライド
     Netflix→
  • ハウルの動く城
     Tsutaya→
2005 Mr.インクレディブル

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→

ピクサーが製作した愛と冒険のファンタジー。ヒーロー一家のきずなを描く。

世界を救うことを禁止されたスーパー・ヒーロー、Mr.インクレディブルは、ボブ・パーとして保険会社で働く。妻子4人もスーパー・パワーを隠して暮らしている。 陰謀に巻き込まれたボブを助けようと家族が協力する中で、失っていた家族のきずなを取り戻していく。

最先端の技術を導入して、人間の肌や髪の毛、衣服などを表現、リアルな映像を実現した。
2004 ファインディング・ニモ

 予告編(Amazonビデオ字幕版)→

 吹替版(Amazonビデオ)→

カクレクマノミの父親が人間に捕まった息子「ニモ」をナンヨウハギのドリーと一緒に捜す旅にでる冒険ストーリー。

カクレクマノミのマーリンは、バラクーダに襲われて、愛する妻とたくさんの卵を一瞬に失った。マーリンは、一つだけ残った卵から生まれたニモを愛するあまり、ニモがうんざりするくらい心配性。ニモは仲間たちに臆病(おくびょう)者とからかわれ、マーリンが止めるのを聞かずに人間のボートに近づいて、ダイバーに連れ去られてしまう。マーリンは、親切だが極度に物忘れがひどいナンヨウハギのドリーと一緒に、ニモを捜す旅に出る。一方ニモは、歯科医の水槽に他の熱帯魚とともに入れられた。歯医者の姪(めい)のプレゼントにされると知って、魚たちは何とかニモを逃がそうと計画する。

この後、お話がいろいろあってハッピーエンドなのだが、この「いろいろ」の細工がお見事。マーリンとドリーの爆笑珍道中。子を思う親の気持ちと、親を求める子の一念は、涙を誘わずにおかない。シーンごとにきちんと起承転結を作る巧みな筋運び。大きな目と口、ヒレで表情を作り、いかにも魚らしい動きで水中のリアリティーを失わない。ドリーをはじめ脇役も魅力的。エンドロールも見逃せない。子供向けと侮るなかれ。シッポの先までぎっしりアンコが詰まり、大人もうならされること請け合いである。アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ監督。1時間41分。

なお、日本の今敏(こん・さとし)監督(当時40歳)のアニメ「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」の2作は、いずれもショートリストに入っていたが、ノミネートされなかった。
2003 千と千尋の神隠し

 Tsutaya→
2002 シュレック

 Netflix→

人を食べると噂されるモンスターのシュレックが、仲間たちとともにドラゴンの城に捕らわれているフィオナ姫を救い出す冒険ドラマ。 ウィリアム・スタイグ原作の同名ベストセラー童話の映画化で、全編にCG処理を施したスペクタクル大作だ。

製作総指揮は、ドリームワークスの設立メンバーで、ディズニー時代に「美女と野獣」「アラジン」などを手掛けたジェフリー・カッツェンバーグ氏(50)。声優にはキャメロン・ディアス(28)、マイク・マイヤーズ(37)ら人気スターの担ぎ出しに成功した。


アカデミー賞専門サイト「Oscar Watch」では、
アカデミー賞のアニメ賞の歴代受賞作品に関する情報を提供しています。


アニメ賞の編集担当より挨拶

こんにちは、歴代アカデミー賞の情報サイト「オスカー・ウォッチ」の編集を担当しているWEBクリエイトと申します。このたびは、オスカーウォッチをご覧いただきありがとうございます。
当サイトは、アカデミー賞の専門情報サイトとして、アニメ賞など各部門のデータをまとめております。 また、歴代の作品賞の受賞作の中で、最も評価の高い映画についての投票も行っております。 なお、このページは、アカデミー賞のうち、日本でも注目度が高い「アニメ賞」のページになります。アニメ賞は、2002年からスタートした比較的新しい部門です。受賞作品は日本でも同じみのものばかり。 2003年には、ジブリの宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が受賞しています。ぜひ、当サイトをご参考にして下さい。